2014年05月29日

大怪獣コトバモドス紹介⑤-内容物について+デザイナーズノート的なもの

ゲームマーケット2014春で頒布します「大怪獣コトバモドス」の紹介です。
今回は「コトバモドス」のコンポーネント(内容物)についてご紹介いたします。
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まず箱です。
A5のサイズで、表面にツヤ加工してあります。
ヴォーパルスや7つの島やテラフォーマーと同じサイズです。 このサイズのゲームは面白いものばかりで、そういったゲームの末席に加えていただきたいという願いが込められています。
が、それとは関係なくこの大きさでないとついたてが入らないのです。内容物に対してなかなかのぴったりサイズで「スカスカやないか」とはならないと思います。

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次にこのゲームのメインコンポーネントであります文字タイルです。
これは物凄くこだわりました
主に3点です。

一つ目にタイルの質です。
タイルをスライドさせていろいろな言葉に組み替えるので、通常のタイルではすぐに傷んでしまいます。
そういうわけで、すべてのタイルにツヤ加工をして強度をあげてあります。予算的に相当きつい部分でしたが、ここは妥協できませんでした。

二つ目にどの文字を何枚使うかということです。
日本語において使われているそれぞれの文字の頻度を様々な資料に当たり調べました。そして、何度もテストを繰り返し最適な枚数にしたつもりです。
具体例をあげますと、「と」は三枚、「ど」は一枚とする一方で、「こ」と「ご」は「こ(")」としてどちらの文字としても使えるようにしました。「ご」という文字タイルにしてしまうと、そのタイルを使って作れる言葉が少なすぎるからです。また、「く」や「へ」、「つ」や「て」など区別がつきづらいものについては、背景をグラデーションにすることで上下をわかりやすくしました。

三つ目にフォントです。
「コトバモドス」をつくるにあたって、大人が遊んで楽しいというのは大前提としてありますが、家族で遊んだ時に小学生低学年の子どもにも言葉の楽しさを知ってもらいたいという願いもありました。ですので、やわらかい印象でかつ教科書体のフォントを探していましたが、なかなかこれというものがみつからず右往左往していたところ出会ったのがあんずもじ始というフォントです。
すべての文字が手書きしたものを元につくられており、それでいて癖がなく正しい字体なのです。
このフォントは「勉強を習い始めたばかりの子どもに先生や母親が書いてあげたような文字」を目指してつくられたもので、今回低学年の子どもとも安心して遊んでもらえるようにしたいという私の願いにぴったり合ったフォントでした。
このフォントなくては「コトバモドス」は成り立たないでしょう。作者の京風子様には本当に感謝しております。

裏面はコトバモドスの手です。右上にあるのはただの白いタイルですが、何ゲームも連続で遊ぶ際に勝利マーカーとして使っていただければと思います。 
タイルは段ごとに色分けしていますが、ゲームには関係ありませんので色弱の方でも全く問題なく遊べます

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 ついたてです。
この大きさのついたては見たことがありません。
かなり大きくて安定しています。安心して遊べる大きさです。
ここも結構予算取られましたが、ストレスなく遊んでいただきたく十分な大きさで作成しました
アートワークについてはやりたい放題させていただきました。 
ゲームシステムは結構きっちり作ったので、インディーズ感を出すならここだな、と。 
どいつも好きですが、やっぱ左上の変な犬みたいなやつ(開発ネーム:ゾンビ犬)の中毒性ヤバイです。なんかことあるごとに見ちゃいます。 

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筆記用具と得点チップと砂時計と説明書です。
得点チップは全部で41個。いい輝きしてますよ
筆記用具は最後までつけるか悩みましたが、ゲームやるときにそれ以外のものを用意するのって意外と手間なんですよね。
本体2300円に、プラス100円で筆記用具が付いていると思って許してください。

以上です。
これだけ入って2400円はお買い得だと思います。もし再販することになってもこの価格では出せませんので、この機会にぜひご購入ください。

ichinenjumirai at 18:00|PermalinkComments(0)大怪獣コトバモドス 

2014年05月24日

大怪獣コトバモドス紹介④-予約受付について

タイトル
ゲームマーケット2014春で頒布します「大怪獣コトバモドス」と委託頒布いたします「いろはことば」の予約を受け付けております。
Twitter:@ichinenjumiraiにメンションもしくはDMをお送りください。その際一時的でもかまいませんのでフォローをお願いいたします。
もしくはichinenjumiraiアットマークgmail.comにメールをくださってもかまいません。
その際、氏名(実名でなくても構いません)と予約ゲーム名希望個数をお伝えください。
のちほど予約番号をお伝えいたしますので、その連絡をもって予約受付完了といたします。
ある程度の個数を超えた場合は予約を早期終了する場合がありますが、原則5/31の23:59まで受け付ける予定です。

商品のお渡しは当日10:30~13:00で行います。
当日13時までに受け取りにいらっしゃらない場合はキャンセルとさせていただきます。(難しい場合は個別にご相談いただければ対応いたします)
よろしくお願いいたします。

・「大怪獣コトバモドス」について
※付属のメモ帳が、大きさが違うの2種類ございますので、
先着順に大きいメモ帳が付属したものを差し上げる予定です。
※初回特典として「う゛」 の文字タイルをお付けします。

受付終了いたしました。


ichinenjumirai at 00:10|PermalinkComments(2)大怪獣コトバモドス 

2014年05月23日

play:gameがつくる明るい未来~評価と集約~

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目的
play:gameボードゲームデータベース を使用して、皆で手を取り合い協力してより良い未来をつくりましょう!なにとぞ!なにとぞよろしくお願いいたします!

本論
以前某店長さんが嘆いていらっしゃったのは、「一度悪い評判が立つとさっぱり売れなくなる」ということでした。
ボードゲーマーというのはみなさんご存知の通りこの日本社会においてはマイノリティでありますから、絶対数が少ないわけですね。ですので、一人ひとりの声が全体に響きやすいという側面があるわけです。
そういうわけで、ボードゲームに対して悪い評価するのってよくないよねという空気があります。
ただね。やっぱ人間言いたいことを言って生きていきたいじゃありませんか!ねぇ! 
さぁ、そこで取り出しましたのはplay:gameボードゲームデータベース です。
みなさんご存知だと思います。日本版BBGですね。
これ最近あまり活用されてないように思うのです。
おそらくブログやSNSの影響だと思うのですが、play:gameに書かずに自分のブログやSNSでまとめてらっしゃる方が多いんですね。
結果として、情報の総量は増えたのですが、それが散漫していて逆にplay:gameの低評価が目立つという事態を引き起こしています。

結論
さて、お待たせしました!
要するに私が言いたいのは、みんなでplay:gameに評価を書きこんで一人が持つ声の大きさを小さくしようぜってことです。一人ひとりの発言力が弱まれば、ある程度思ったことを言ってもいいでしょ。
あなたたち一人ひとりの行動で自分の影響力を小さくすることができるのです!さぁともに頑張りましょう!

おまけ
評価コメントについてなのですが、「おもしろかった!またやりたいです。」とか「つまらなかった!もうやりたくない><」とか書くと、「具体的に書かんと参考にならんやろうがボケェ」って怖いお兄さんから怒られることがあります。 そうすると不思議なことに関係ない人まで勝手に盛り上がって、「評価とは」とか「そもそもゲームとは」とか語りだしますので、当事者はボケっとしていればいいです。
あと未プレイの場合はわざわざ未評価であることを書かなくても大丈夫です。 


ichinenjumirai at 18:30|PermalinkComments(0)コラム 

2014年05月21日

ボードゲームを遊ぶ際の暗黙の了解〜文化と慣習〜

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目的
トランプとか麻雀とかすごろくと比べると、ボードゲーム(いわゆるドイツゲーム)を遊ぶ際にいろいろと文化の違いがありまして、そういったことをまとめておこうと思います。
※注意
ボードゲームに触れたばかりの方へ。
この記事は多少はボードゲームの経験がある人向けの記事です。
これからちょっと堅苦しくて面倒くさいことを書きますが、これらのことは気にしなくて大丈夫です。こういうことを知っているとよりゲームを楽しめるよというだけで、知らなくても困ることはありません。なんだったら読まなくてもいいです。

本論
ボードゲームの多くは、一人の勝者を決めるようにつくられています。ゲーム終了時の勝利点等で順位をつけることも出来ますが、原則二位以下は等しく敗者となります。
ですので、ゲーム中、自分が二位の時にその順位を確保するために、一位ではなく三位の妨害をするような手は嫌われます。

が、一方で勝利よりも楽しむことが求められるゲームもあります。コミュニケーションゲームやパーティゲームや協力ゲームがそれです。

協力ゲームにおいては、他のプレイヤーの意見を聞きながらゲームを進めてください。いくらあなたが瞬時に最適解を導くことができる天才でも、あなたの意見だけでゲームが進んでしまっては、他のプレイヤーは退屈してしまいます。

ルール説明は原則一人が行います。他の人は、説明が一段落するまで口を挟まないでください。
説明されたことについての質問はしてもかまいませんが、説明されていないことは後で言及がありますので、それまで質問は控えた方が無難です。

ゲーム中は、全力で楽しもうとしてください。ネガティブな発言や興を削ぐような言動は避けましょう。

ゲーム後は、そのゲームの感想や打ち筋についての考察をすることがあります。
その際ネガティブな感想を言っても構いませんが、そのゲームの持ち主がどう思うかには配慮しましょう。「つまらない」を「自分には合わない」というとセーフということに"なっています"。本当にセーフかどうかは知りません。
誰かの悪手を責めるのはNGです。多人数で遊ぶということは誰かのせいで勝てたり、誰かのせいで負けたりもするのです。

カードを曲げながらめくったり、曲げながら出したりしないでください。ボードゲームは大体6000円くらいします。しかも、すぐに入手難になるので買い直すこともなかなか出来ません。


おわりに
以上のことは絶対ではありません。何が善い行いかは、一緒に遊ぶメンバーによっても、遊ぶゲームによっても変わります。

自戒を込めて。(自戒を込めてと書くと偉そうなことを書いても許されるということに"なっています") 

ichinenjumirai at 06:41|PermalinkComments(0)コラム 

2014年05月17日

ボードゲーム未経験者に対して何を勧めるべきか〜傾向と対策〜

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目的
ボードゲーム(いわゆる大人向けのドイツ由来のボードゲームやカードゲーム)を知らない人にボードゲームの魅力を知ってもらい、ボードゲームを一緒に楽しむ仲になること。

本論
最初に結論を言っておきます。
その人が興味の持てるゲームを勧めるのが、正解です。
では、勧める者は何をすべきか。
その人の好みを探ること。そして、好みに合わせてゲームを選ぶことです。

以下の質問をするか、人となりから答えを察してください。

「考えるのは好きか?」
→いいえ
諦めてください。短めの簡単なゲームやパーティゲームには"付き合ってくれる"でしょうが、いわゆるボードゲーマーにはなりません。グイグイいってウザがられないようにしてください。

→はいor好きってほどでもないけど嫌いでもないよ
ボードゲーマーの素質があります。うまいこと機会を作ってください。
麻雀やろうぜとか人狼やろうぜとか謎箱(家でできる脱出ゲーム)やろうぜとか家飲みしようぜとか、何かと抱き合わせにすると機会を作りやすいです。
*機会を作れたからといって無理にボードゲームを出してはなりません。なんとなく皆の同意をとってください。トークが盛り上がっているのを遮ってはなりません。集まる機会は一度ではありませんが、ボードゲームを試してもらえるのは一度切りかもしれません。一番いいタイミングで出しましょう。

さて、ここからはもっと具体的に何を勧めるべきかを判断します。
「カイジは好きか?」
→はい
心の中でガッツポーズをしてください。大抵のカイジ好きはボードゲーム好きです。
「ガイスター」を二人でやりましょう。PS2の「ヨーロピアンゲームコレクション」に付属する「ミニガイスター」であれば喫茶店でもさっと出して遊べるのでオススメです。
ボードゲームの楽しさは面子に大きく依存します。二人用ゲームであれば、50%はそのゲームが大好きな人間なので楽しさが伝わりやすいです。
たっぷり間を取って"ざわざわ"してください。
3人なら「クー」、4人なら「ごきぶりポーカー」「イントリーゲ」がお勧めです。
お金をかけるのはダメです。ゲームの目的は儲けることではなく楽しむことです。何かを賭けるとそこがブレますので、やめた方がいいです。賭けなくても面白いのがボードゲームです。

「理系か文系か?」
→理系
「ハイパーロボット」「ラミーキューブ」です。

→文系
「ワードバスケット」です。

大抵は、遊ぶメンバーに理系の人と文系の人が混ざっているので「ワードバスケット」で遊んだ後「ハイパーロボット」を遊ぶことが多いです。各人の順位が逆転するのが面白いですね。

上に挙げたゲームを遊んだ結果、ボードゲームに好印象を持っているようでしたら、「カタン」「プエルトリコ」「アクワイア」「モダンアート」など60分くらいの名作ボードゲームに挑戦しましょう。60分級ですと、能動的に取り組まないとルールを呑み込めないし楽しむこともできません。
もし、上に挙げたゲームにあまりピンと来ていないようであれば、「ごきぶりポーカー」「ファブフィブ」「ゲシェンク」「ハイソサエティ」「はげたかの餌食」「ダイヤモンド(インカの黄金)」「クー」で遊びましょう。そして、好印象を持っているようでしたら60分級のボードゲームを出しましょう。
何にも琴線に触れないようでしたら諦めてください。

おまけ
もう少しパターンを紹介します。 
「マジックザギャザリングは好きか?」
→はい
「ドミニオン」は勧めやすいですし、とっつきやすくもありますが、お勧めしません。もちろん「ドミニオン」を勧めれば好印象を持ってもらえるでしょうが、「ドミニオン」以外のゲームに繋がりにくいのです。ドミニオンの魅力はTCGのそれであり、ボードゲームの魅力と多少ズレる部分があります。
私は「操り人形」をお勧めします。駆け引きがあり、多人数で遊ぶ意味があり、TCGお得意のユニークカードもある。「操り人形」→「フェレータ」→「プエルトリコ」の道筋も見えます。
「ヴォーパルス」もいいと思います。ドラフト繋がりで「ノートルダム」への道筋も見えます。

「サッカー好きか・・?」
→はい
「ラミーキューブ」です。
オシム監督が愛していたゲームに"似たもの"です。
臨機応変に場札を組み変えて手札を出すというのが、すごくオシムっぽいので納得してもらえます。 
*本当は「カルーキ」です。「ジンラミー」を、4人でやる感じのトランプゲーム。http://www.gamefarm.jp/modules/gamerule/page.php?game=kaluki.html

「デスノートは好きか?」
→はい
大体カイジ好きと被るのでわざわざ言及することもないのですが、「人狼」です。

「ライアーゲームは好きか?」
→はい
多分何出しても大丈夫。ルール聞いて勝ち筋考えるの好きなんでしょ?
密輸ゲームの元になった「手荷物検査」とかやっても逆に物足りないかもね。
 
「お笑いは好きか?」
→はい
「私の世界の見方」です。大喜利なんですが、大喜利が苦手でも出来て、自動的に面白くなります。
ここから60分級に繋げるのは難しいですが。

「俳句は?」
→はい
「Hyke」

「酔ってる?」
→よってらい、ぜんじぇんよってらいよ
「詠み人知らず」

補足
自分が面白いと思うゲームを勧めてください。もし一緒に遊ぶ人の中に経験者がいる場合は、楽しそうにプレイすることをお願いしておいてもいいかもしれません。

他にもいい感じのパターンがあれば教えてください。


ichinenjumirai at 06:24|PermalinkComments(0)コラム